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2滴、3滴目のトリチウム

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“ネジで仮止めされただけの”

汚染水タンクが

原発構内に数百基あると言います。

しかも今後、

倍増されるはずです。

原子力規制委員会の田中俊一委員長は、

6月5日午後の定例会見で、

次のように述べました。

「(タンクの)継ぎ目のところでは、締めが足りなかったらその程度の水漏れはある。すぐに対応してもらえばよい。そんなに問題視することはない」。(ロイター 6月5日)

この言を評して、

「“最初の一滴”であることに、彼は気がついていない」

のだと指摘するのは、

サイト「カレイドスコープ」の管理人、

ダンディ・ハリマオ氏です。

☆ 記事URL:http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-2140.html

敷地内での汚染水タンクの増設には

当然、限界があります。

東電は、

森や

敷地内の空き地を整地することによって、

2015年の中頃までには、

汚染水の収容能力を

現在の43万トンから70万トンに増やすことができる――

と言っていました。

これによって、約3年の時間を稼ぐことができるという見立てです。

しかし、はしなくも、この見立ての甘さが

疑われる事態が生じています。

今年5月ごろから

トリチウム濃度が上昇傾向を示していました。

それで、

6日、

港湾で3日に採取した海水から

事故後に計測を始めて以来、

最高値となる

1リットル当たり2300ベクレルのトリチウム(法定基準は6万ベクレル)が

検出されたという発表が

東電からありました。

奈々実‏@nanamin1974さんが

それに関して

次のようにツイートされてました。

――死にゆく福島の海 トリチウムなど90万ベクレルが海へ
=税金と保険の情報サイト=
http://www.tax-hoken.com/news_aKozEhn1Hg.html

・海に隣接した井戸から高濃度トリチウム
・地下水脈に乗って海へ
・トリチウム汚染で死にゆく海

★東京電力の対応は犯罪的といえるほど鈍い。(2013年7月8日 - 8:26 )――

さて、汚染水は結局、

どんな危害を引き起こすのでしょうか。

注意すべきは、

――トリチウムは放射性の水素で、

これが酸素原子と結合した場合、放射能を帯びた水分子が生成される。

水から水を濾過することはできないわけだから、

濾過作用浄水システムを使っても、

トリチウムを汚染水から除去することはできないため、

トリチウムは、

環境中に放出されて、

あらゆる生き物の中に自由に入っていってしまう――

という点です

(上掲サイト所収、物理学者のゴードン・エドワーズ博士・文

「水は、どのようにして放射能汚染されるのか」参照)。

出入り自由なため

特に水を取り込む藻類、

海草、甲殻類、そして魚などの水生生物に集中して蓄積されます。

そして取り込まれたトリチウムは、DNA分子(つまり遺伝子)と

結合します。

この反応のため、

脳腫瘍、赤ちゃんの先天性奇形、多くの臓器での

ガン発症原因となるとのことです。

水という性質上、

この放射能汚染水を永久に封じ込めておく方法はなく、

今後、50年以上の間、

太平洋に漏出することは避けられないため、

非常に恐ろしい事態が待っていると

警告されるのは、

ヘレン・カルディコット博士です

(上掲サイト所収、「トリチウム汚染水が医学的に意味するところの9つのこと」(1)参照)。





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